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大日本帝国と国際連盟は何故失敗したのか?   

【国際連盟の略史】国際連盟は何故失敗したのか?
1914年6月28日 セルビアのボスニア州都サラエボを訪問中のオーストリア皇太子夫妻が暗殺される
7月28日 オーストリアがサラエボに宣戦布告
サラエボ側:ロシア、フランス、英国、日本、ベルギー、米国、中華民国
オーストリア側:ドイツ、トルコ、ブルガリア
1917年4月 米国が第一次世界大戦に参戦
    11月 ロシア十一月革命、ソヴィエト政権樹立
1918年1月 ウィルソンン米国大統領(民主党)による14カ条宣言:国際連盟の創設を提唱(19世紀末より第一次世界大戦まで、米国では自由競争の復活、独占資本の弊害除去、政界浄化を目指す「革新主義(progress-ism)」が広っていた)
1918年11月 ドイツ革命
    11月11日 休戦条約締結
1919年1月 パリ講和会議
    6月28日 ヴェルサイユ条約(民族自決主義、国際協調主義)
1920年1月 国際連盟が正式に発足
1929年10月24日 ウォール街の株式大暴落
1946年4月 解散決議

【日本の歴史】日本は何故、ファシズムへ傾斜していったのか?
1905年 日露戦争
1915年1月 中国政府に対する日本による二十一カ条の要求
1923年 関東大震災
1927年 金融恐慌
1930年 金輸出解禁に伴う円相場急落、デフレ
1931年 柳条湖事件(満州事変の始まり)
1932年 五・一五事件
1933年3月12日 国際連盟脱退
1936年 二・二六事件
1937年 日独伊三国防共協定
盧溝橋事件、南京事件
1938年 国家総動員法公布
1940年 大政翼賛会
1941年12月8日 真珠湾攻撃
1945年8月15日 敗戦

【国際連盟の構造】
本部(ジュネーブ)
総会:全参加国代表によって構成される
理事会:常任理事国(当初は英、仏、米、伊、日。但し、米は国連に加盟せず、26年に独が連盟加盟と共に常任理事国へ。33年には日、独が脱退。34年にソ連が連盟に加盟して常任理事国へ)+非常任理事国

【ウィルソンン米国大統領による14カ条】
(1)秘密条約を廃し、外交を公開する。(2)平時、有事にかかわらず公海の自由をみとめる。ただし、国際条約の執行のための国際的活動で閉鎖される場合はのぞく。(3)可能なかぎり国際通商の障壁をとりのぞき、和平に同意した国家相互間で平等な通商条件を確立する。(4)公共の安全を維持できる程度まで軍備を削減する。(5)宗主国と植民地双方の住民の利害が一致するよう、植民地をめぐる主張の対立を調停する。(6)民族自決を条件にロシア領から撤退する。(7)ベルギーから軍隊を撤退させ、主権を回復させる。(8)アルザス・ロレーヌをふくむ地域から軍隊を撤退させ、フランスに返還する。(9)国家的独立を保障しうる境界線にそってイタリア国境を再確定する。(10)オーストリア・ハンガリー二重帝国内の諸民族の自治権をみとめる。(11)セルビア、モンテネグロ、ルーマニアから軍隊をひきあげて領土を返還し、セルビアに海洋への通行権をみとめ、バルカン諸国の国家的独立への願いを再調整し国際的に保障する。(12)トルコの支配下にある非トルコ系住民に民族自決をみとめ、ダーダネルス海峡を国際管理下におく。(13)ポーランドの独立をみとめ、海洋への通行権を保障する。(14)政治的独立と領土の保全を相互保障しあう特別な盟約にもとづいた諸国家の包括的組織をつくる。
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by fwge1820 | 2005-10-25 20:44

国際社会前史   

【本日(10月19日)のお題】自分の周囲で、これは「近代的」だと感じる慣習、規則、制度を挙げてください。また、その理由を考えてみてください。
次に、これは「非近代的」だと感じる慣習、規則、制度を挙げて、それらが「非近代的」だと感じる理由を考えてみてください。

【参考資料】
わたしたちが今生きる社会は「近代社会」である。
もちろん、世界には近代化にまだ成功したわけではない国、地域が多く存在している。
しかし、現在の世界の趨勢を決めているのは、「近代化」を一定以上実現し国家である。それでは、「近代化」とは何か?
クズネッツ(『近代経済成長の分析、ダイヤモンド社、1977年)は、この「近代化」を総体的側面、構造的側面および国際的側面から特徴づけている。
(1)総体的側面:国民総生産の急激な増加、一人当たり国民総生産の増加と伴う総人口の増加、
(2)構造的側面:生産物を生産したり資源を利用したりする産業構造が農業から非農業に移行する「工業化」、人口が農村から都市へ移動する「都市化」
(3)国際的側面:貿易等による国際経済関係の増大
一方、現代カナダの哲学者であるチャールズ・テイラーは、「近代(modernity)」の特徴を「社会像(social imaginaries)」という観点から以下の3つとしている。テイラーの提示する「社会像」とは、「社会理論」よりも広い概念で、第一にある社会に生きる普通の人々が自らの「社会的環境(social surroundings)」をどのように想像しているか、に焦点を合わせた用語である。第二に、「社会理論」が一般に少数の人々によって共有されているものであるのに対して、「社会像」は必ずしも社会全体ではないが、より多くの人々によって共有されたものである。第三に、「社会像」は共通の慣習、広範囲に共有された正当性の感覚を可能とする共通理解である。
テイラーによれば、近代社会を支える社会像とは「市場経済」「自治的人民」「公共圏」の三つである。つまり、近代社会では経済活動を他の宗教的、政治的目的に従属しない自立した活動とみなす「自律的な経済」、すなわち「市場経済」という社会像が発展した。また、中世ヨーロッパの神聖な宇宙的秩序と身分制社会的秩序から解放された自立した主体的個人という自己理解は、「自治的人民」という社会像を生み出し、「公共圏」を形成するようになったのである。(Charles Taylor, Modern Social Imaginaries, Duke University Press, 2004)
「近代」は近代国家を生み出した。
近代国家は一般に1648年のウェストファリア条約によって成立したと考えられている。
ウェストファリア条約は、三十年戦争(1618~1648年)の結果結ばれた国際条約である。この条約により、カトリック、ルター派、カルヴァン派は等しく信仰の自由を認められ、スイス、オランダの独立が認められ、ドイツの諸領邦も完全に主権を承認された結果、それまでヨーロッパを支配していた神聖ローマ帝国が無力化し、いわゆる独立国家からなる近代社会が出現したという意味で歴史的な意味を持っている。要するに、「領土、人民、主権」を有する近代国家が歴史上初めて登場したのである。
しかし、脱宗教化が近代化でもあった西欧の「近代」は、歴史的に特殊なものであることが、現在では広く承認されている。宗教と国家の問題は、日本における靖国神社問題を見ても、なかなか一筋縄では行かない問題であり、脱宗教化による近代化を強調した西欧の「近代」も、その後、大きな課題を抱えて今日に至っている。
しかし、四大文明の発生に始まり、そこからいきなりギリシャ、ローマの発展へ収束した上で中世ヨーロッパを経てイタリアン・ルネッサンス、大航海時代・産業革命を通って近代西洋にいきつくという西洋中心の偏った世界史教育が行われている日本では、西欧の「近代」を相対化する視点が育っていない。(榊原英資『進歩から共生へ』中公文庫、中央公論新社、2001年)
この西欧史観に対して、独自の歴史観を提示した日本人が二人いる。梅棹忠夫と川勝平太である。
梅棹は、自らの「生態史観」を、系譜論と対比して機能論であると説明している。現在の文明の座標を表示するために、その文化の素材の由来を持ち出すのが「系譜論」であり、文化のデザイン、生活様式を取り上げるのが「機能論」である。その上で、梅棹は日本の現代文明を「機能論」の立場から近代文明と位置付ける。近代文明とは、巨大な工業力、ぼうだいな交通通信網、完備した行政機構、教育制度、高い平均年齢、ひくい死亡率、発達した学問、芸術などと特徴とする。そして、このような近代文明を実現した地域を第1地域、その他の地域を第2地域と分類し、第2地域が乾燥地帯であり、古代帝国が生れ、その後も専制帝国が破壊と建設が繰り返された地域であるのに対して、第1地域は中緯度温帯のおだやかな地域で自生的な遷移(オートジェニック・サクセッション)が生じたところであり、その結果、第1地域では封建制が生れ、やがて資本主義への脱皮を経て、近代文明が生れたのである、と梅棹は説明する。つまり、梅棹は、西欧諸国と日本とは、いろいろな点でたいへん条件が似ていたために、平行的な道をあゆんでしまっただけなのだ、と主張する。(梅棹忠夫『文明の生態史観』中公文庫、中央公論社、1983年)
この梅棹説が西欧社会と日本の発展の原動力についての説明を欠いているのに対して、当時の西欧社会と日本の発展を海洋アジアからのインパクトに対するレスポンスとして説明したのが川勝平太の「文明の海洋史観」である。
川勝史観によると、1450年~1640年という長期の16世紀に、西欧社会と日本は海洋アジアという空間を共有していた。当時のアジアはイスラムが支配する環インド洋地域と、中国の勢力圏にある環シナ海地域を中心に栄えており、西欧社会も日本も周辺地域に過ぎず、両地域とも金銀を対価にアジアから物資を輸入するという構造的な貿易赤字体制にあった。このアジアへの経済的従属から解放されようと、両地域は生産力向上へ向かったとするのが川勝史観の核心的主張である。その結果、19世紀には両地域とも対アジアの貿易赤字を解消し、経済的自給自足を達成するが、両地域が辿った経路は同じではなかった。
第一に、西欧社会が対アジア貿易の支払いに必要な金銀を求めて新大陸に進出したのに対して、日本は当時金銀銅を自国内で完全に自給できていた。
第二に、西欧社会は人口が稀少であったため、労働の生産性を上げるべく産業革命を推し進めたのに対して、人口の多い日本では資本を節約して労働を多用する土地生産力革命、勤勉革命が起った。
第三に、西欧社会は自らが対峙していたイスラム世界から「戦争と平和」の二分法思考を導入したのに対して、日本は当時の明がもっていた修身・斉家・治国・平天下という儒教思想を導入し、そこから日本の支配イデオロギーとなる朱子学が発展し、それに対する一つのレスポンスとして賀茂真淵、本居宣長などによる国学が生れた。
そして、第四に、西欧社会が1571年レパントの海戦で、イスラムが支配するトルコに勝利し、対外膨張主義に進んだのに対して、日本は豊臣秀吉が朝鮮出兵に失敗して鎖国体制に入った。日本は、この鎖国体制の下で労働集約型の生産革命を実現し、この成果の上に明治以後の日本は資本集約型生産技術を学び生かすことに成功し、アジア最初の近代国家となったのである。(川勝平太『文明の海洋史観』中公叢書、中央公論新社、1999年)
 川勝史観は、フェルナン・ブローデル(『地中海』)、アンドレ・グンダー・フランク(『リオリエンント』)等の欧米の歴史家によっても受容され、現在、世界史の見直し作業が進められている。
 
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by fwge1820 | 2005-10-17 09:20

後期のシラバス   

【授業の目的・概要】
私たちが今生きている世界は190以上の主権国家から成り立っています。この主権国家という制度が確立されたのは1648年のことであると言われています。
この主権国家間の問題を解決するために生まれたのが国際機関です。国際機関とは英語では一般にinternational organizationと呼ばれています。Interとは「~の間」、nationalはnationの形容詞ですが、このnationは「国家」のことです。要するに、internationalとは「国家-間」という意味なのです。
国際社会とは国家によって構成される「場」に過ぎません。日本や米国の上に国際社会という上部社会があるわけではないのです。
この授業では、国連を含む国際組織の歴史と現状について開発援助という観点から広く学んでいきたいと思います。
授業は、学生による発表と、その後のディスカッションを中心に進めていきます。
発表のテーマは、暫定的に以下の【講義の計画】の通りとします。この中から自分の興味のあるものを選択してください。他に自分が調べてみたいというテーマがあるようでしたら、ご相談ください。グループ発表、単独発表のいずれでも結構です。
発表者は、A4用紙4枚程度のレジュメを事前に用意ください。報告は30分程度でお願いします。

【講義の計画】
第1回 introduction
第2回 国際連盟の歴史
第3回 国際連合の成立
第4回 国連の組織
第5回 ブレトンウッズ体制と世銀グループ
第6回 国際連合開発計画と『人間開発報告書』
第7回 国際連合児童基金と『世界子供白書』
第8回 国際人権と国際刑事裁判所
第9回 GATT体制とWTO
第10回 EUの歴史と体制
第11回 国際NGO
第12回 イラク戦争と国連

【評価の方法】
評価の対象としては、
授業への出席率(30%)
自己発表に対する評価(30%)
他の発表に対する口頭および文書によるコメント(文書によるコメントは、講義の最後に書いていただきます)(40%)

【教 科 書】
最上敏樹『国際機構論』東京大学出版会

【参考文献】

【その他の特記事項】
海外の組織について調べるために、PCと基本的な英語力は必須です。
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by fwge1820 | 2005-10-17 08:05

10月14日日本フィリピン国際児の劇団「あけぼの」による国会公演のご案内   

日本のお父さんに会いたい!
<日本フィリピン国際児の声を聴く会at衆議院第一議員会館>

日本人の父親とフィリピン人の出稼ぎ女性との間に生まれた子どもたち(JFC)の劇団「あけぼの」によるミュージカル公演は、毎年各地で新鮮な感動を呼び起こしてきました。
8回目を迎える今年、この劇団「あけぼの」のミュージカルを国会でも開催できることとなりました。
日本で就労するフィリピン女性はどんな境遇におかれ、その子どもたちはどんな思いを日本社会にいだいているのでしょうか?
この公演には、マニラ在住の7歳から17歳の総勢9人の子どもたちが参加します。


【開催概要】
日時:10月14日(金)11:15-12:00(開場:11:00)
会場:衆議院第1議員会館第1会議室
主催:DAWN,DAWN-Japan
協力:てのひらの会(人身売買問題に取り組む学生NGO)
(この公演&報告会は一般の方も参加できます。ご関心のある方は、当日、直接議員会館までお出でください。入り口で入館証をお渡しします。入場料は無料です。)

◎DAWN(Development Action for Women Network) http://www.dawnphil.org
マニラに事務所を置くNGO。フィリピンの出稼ぎ女性とJFC(Japanese Filipino Children)のあらゆる側面からの支援を活動の理念としています。心身共に弱った女性たちへのカウンセリングに始まり、子どもたちの教育のための援助、医療費などの支援、子どもの父親との連絡、経済的な自立を目指した生計支援のためのさまざまなプログラムの提供などの活動を行っています。

◎劇団「あけぼの」
DAWNの女性たちと子どもたちによって構成され、1997年にその活動を開始しました。演劇ワークショップの手法を取り入れたこの活動では、演技を通して女性たちや子どもたちが自分自身を表現することができます。それは失った自己尊厳の回復と新たな自信を身につけるための有効な手段となっています。

◎今回来日している劇団員
アイ・リサ・アカセ(15歳)、マサミ・カブガオ(11歳)、ヨウジ・セレソ(8歳)、ジュンコ・フジワラ(17歳)、キナコ・フジワラ(12歳)、イアン・イチロー・カドワキ(14歳)、ジョイニチ・カワグチ(14歳)、カナ・ナカヤ(8歳)、ナオミ・ナカヤ(7歳)
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by fwge1820 | 2005-10-11 08:53 | お知らせコーナー

8月6日付朝日新聞の記事です   

サマーワークショップの報道記事です。
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by fwge1820 | 2005-10-06 15:37 | 長崎ユースワークショップ

8月7日付長崎新聞の記事です!   

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by fwge1820 | 2005-10-06 15:37 | 長崎ユースワークショップ

劇団「あけぼの」博多公演のお知らせ   

フィリピンのNGOであるDAWN(Development Action for Women Network)が立ち上げてジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレン(JFC)の子どもたちからなる劇団「あけぼの」の日本公演が博多を皮切りに始まります。

【博多公演のお知らせ】
日時:2005年10月7日(金)17時30分~19時
場所:春日市役所大会議室
出演:劇団「あけぼの」
参加費:大人500円(高校生以下無料)

お問い合わせやご参加希望はAWCまで
Tel:092-513-7366
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by fwge1820 | 2005-10-05 14:06 | お知らせコーナー