光は東アジアより   

2003年11月29日、大学生達が企画した「東アジアの希望」というシンポジウムが京都で開催された。
関西在住の学生たちが主催した、このシンポジム。
彼らは、森嶋通夫さんと姜尚中さんの著書を読んで、お二人の「(日本の)戦争責任を受けとめる中で東アジアの対等なパートナーシップを模索していこうとする」視点に刺激されて、このシンポジウムを企画したのだそうだ。
今、10代の若者たちの間には「東アジアにこそ自分たちの未来がある」という気持ちが大きく広がっているような気がする。
もちろん、一昔前から存在するような欧米志向の若者も少なくないけれど、わたしの眼から見て地に足のついた、<ほんもの>の自分を既に見つけた若者たちは、例外なく東アジアに関心を向け始めている。
しかも、彼らは一昔前の世代と違って、アジア蔑視の感情を少しも持っていない。
一方、最近、色々な講演会やシンポジウムに参加して感じるのだけど、日本の指導的な知識人の間では、東アジアとの関係改善を真剣に模索する、あるいは追求しようとする気運が急激に強くなってきている気がする。
わたしが知っている平和活動家たちの中には、現在の日本政府の一方的な米国追従政策に絶望したり、行き場のない怒りを顕わにしている人たちが少なくないけれど、どうやら日本は、その本流と底流において大きく転回しつつあるようだ。
「光は東アジアよりやって来る」時代はもう始まっている。
これからの十年は、何だか、とっても楽しみな気がする。
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by fwge1820 | 2005-02-05 19:02

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